Papersong Bubbles

NARUT0のカカイル創作ブログ。

何が何だか3(タイトルがテキトーすぎる仙人シリーズ)

AVパロ(仙人シリーズ)の3話目だけど、今回は特にAV関係ありません。
大学とか学生生活が主体で、カカヤマイル以外にも1組カップルが登場します。
繭しゃまの再不白投入に狂喜乱舞して「大好きだー!!」と言ったらマンガまで
描いて下しゃったので、こっちにも再不白カプをぶっこみました。あと4様も!
本当にこの2人の愛には泣かされるし大好きなので、繭しゃまへのリスペクトを含めて
マンガ内でのセリフをこちらでも使わせてもらいました。リスペクト!オマージュよ!
怒らないで!殺さないで!再不斬さん雇って仕掛けないでね!
しかも、シチュがちょっと違うんだ(オイオイ)ごめんなさい;つД`)。
でも楽しんでくれると良いなぁと思って、このシリーズは繭しゃまに貢ぐよん!
いつもながらにアホ設定の本文は以下に畳みます。アホカカイル苦手な方は回れ右!
OKならどうぞこちらから↓

 

 


3号館の2階にある角部屋。春には背の高い桜の木が窓を覆い尽くす暖かなこの教室。人数は少ないが、学内では少数精鋭と囁やかれ多くの学生が密かに憧れて止まないとあるゼミの教室である。
コン、ココン

「失礼します、うみのですけどカカシさん居ますか?」
「やーやーイルカ君こんにちはぁ!元気にしてたかい?相変わらず可愛いなー♥今学期の社会基礎学はどう?俺がまた担当したかったんだけど残念だなぁ」
「ミナト先生、イルカのことナンパすんのやめて下さいって言ってんじゃないですか」
「んーウチは自由恋愛推奨だから、そんな固っ苦しいこと言わなーい、カカシ君」
「そーだよカカシさん、波風先生は俺みたいのを揶揄って楽しんでるだけなんだから」
「そうそう、そんなケツの穴の小さいこと言ってるとイルカ君に嫌われちゃうよーん」
「だーかーらー、イルカって呼ぶなって言ってんじゃないですか」
「キャーヤキモチ焼きは嫌ーね!イルカ君?カカシ君から俺に乗り換えるかい?俺もなかなかに優しいと思うよ、ベッドの中は特にね」
「んー、それは止めときます。俺カカシさんのこと超ラブだもーん」
「フヘヘーイ、やーいフられてやんのー」


こ、これが噂の波風ゼミだろうか?何だこの頭の悪そうな会話は。
入学から半年以上経った今頃になって、ヤマトの生活は激しく一変した。18年間穏やかに過ごし、多感な思春期を「仙人」という有難い称号と共に過ごしてきたヤマトはつい先日、写真部の先輩であるカカシにバイトを持ちかけられAV撮影という奇想天外な経験をしてからというものの、カカシの相手役のイルカを含めてテンションの高さにビックリする日々の連続だった。
神出鬼没のイルカに捕まってからはというと、イルカからの(一方的な)「友達」という位置づけを獲得して、いつも通り無理やり引っ張られれば今日の目的地はカカシ先輩のいる噂の波風ゼミだった。こちらも普段通りイルカさんに纏わりつくカカシ先輩はともかく、美形の最年少教授と評判の波風ミナト教授。。。
うん、こんなにバカっぽいとは思ってもみなかったんだけど。


「おい、悪ぃけど少しどいてくんねぇか」
目の前の喧騒にわれ関せずにいるヤマトの視界が不意に陰った。視線を上げた先にあった、眉無しの顔を見た瞬間血の気が引いた。怖っ!無言で笑顔の先輩と同じくらいの恐ろしさ!マジ帰りたい!毎回「マジ帰りたい」と思う時ほど硬直して足が動かなくなる自分の肝っ玉の小ささよ!
「すっすいませんっ」
「わりぃな」
「あーー!!再不斬さんどこ行くんですか?」
能天気なイルカさんの声の後、ず…頭上で小さく響いたのは舌打ちでしょうか…?
「うるせぇな、どこでもいいだろうが。俺は忙しいんだよ」
「ふーん」
強面の人に自分から話しかけておいて興味なさそうにピッピッとイルカさんは携帯を弄りだした。天然は凄い神経だと本当に感心する。
「んー、イルカだよーこにゃにゃー!そーだよー、今いっしょにいる!んーんー、そうそう!今日はね皆で鉄板焼きなんだよ!うん!海老もあるー!そうそう!あっじゃコンビニ寄ろうね!んじゃまた後でねー!ばいならー」
「……」
「白くんに会いに行くんですよね、再不斬さん!」
「…お前、俺のことスルーして白に直接連絡とりやがったな…」
「だってこの間、会おうねって約束してから白くんのトコの中間テストとか体育祭とかあって、なかなか会えなかったじゃないですか、俺も白くんに会って癒されたいもん」
「えっ何?イルちゃん白も呼んだ訳?ってかヤマトも来るんだね」
「…え?あっ?はい、どうも、すいません」
異次元過ぎてちょっと頭がトリップしてたけど、まさか俺のことに先輩が気づくとは。


「えー良いじゃないですか!みんなで楽しく焼きまくりましょうよ!」
「ナニナニ!?今夜は皆でお楽しみなの?俺も行きたいなぁーカカシ君ー混ぜてよー」
「ちょっとミナト先生は、夜は教授会だって言ってたっしょ!それに先生面倒くさいし、イルカに絡むから俺ん家に立ち入り禁止なったの忘れたんすか?」
「んー記憶の彼方ー♪」
爽やか美形ナンバーワンと有名な波風教授のイメージが、ものの数分で大崩壊してるんですが。一般教養の授業は猫かぶりだったのか、目の前のアホっ子30代に開いた口がふさがりません。


「まっ、そんなこと、どうでもいいや!とにかく白くんお迎えに行きましょー」
「ほんじゃさっさと行こ、今だったら放送委員も最後の片づけしてるところでショ」
「何だよ!おいおいお前らも来んのかよ冗談じゃねぇぞ」
「えー良いじゃないですかー!さっレッツらゴー」
真正天然のイルカさんを含めて、カカシ先輩も再不斬さんというらしい強面の人も波風教授を放置して、さっさと教室を後にしてしまった。
「あ、あの、では僕も失礼します」
「あれ?君誰だっけ?」
えーと、大人数のクラスに出席したことはあるけど初対面みたいなもんだもんな…。名前を名乗ったら覚えてくれたのか「ヤマト君ね、じゃまたね」と笑顔を向けてくれた波風教授。ある意味イルカさんと同じくらい天然かもしれない。


再不斬さんの知り合い?の「ハククン」とやらは、電車で木ノ葉大学から15分のところにある全国でも有名な高校だった。
「もう冬服になったんでしたっけ?白くん見るの楽しみだなぁー」
「えー?イルちゃん現役高校生を視姦とかwwエロ―」
「カカシ、お前は100ぺん死ね。うみのも黙れ」
「何でですか?だってあの制服すごく格好良くないですか?あれをカカシさんも着てたかと思うとドキドキするもん」
「あっそっちなの?俺なのね?もーイルちゃんッたら!!!」
このアホップルは公共の道路、その有名な高校の通学路だということも忘れてアホをさらしている。どうやらカカシさんの母校でもあるらしく、卒業した先輩が数年後にこんな残念な姿に成り果てているとは在校生もさぞ悲しかろう。


って、
「え?あの高校、カカシ先輩の母校なんですか?」
「なによー文句あんの?」
いや文句はないけど、御三家の一つに数えられるあの高校といえば全国区で有名な超エリート名門校じゃないか、なんだってこんなアホっぽい人が。謎すぎる。
「ヤマトさん、カカシさんってば凄いんですよ!カカシさんは3年連続主席だったんだから!白くんに教えてもらったんだけど、「銀髪の貴公子」って今でも伝説が残ってるんだって」
「えーイルちゃんの高校だって御三家じゃなかった?」
「あ、あれは家が近いからうちの父ちゃんと母ちゃんが決めたんですよー。でも俺も制服のある高校が良かったなぁ」
「いま俺と制服プレーできるから良いじゃない!」
「…制服なかったんですか?」
「ウチは自由主義な感じで服装は特に決まって無かったから制服うらやましいんだ」
聞けばイルカさんの高校は小さいながらも歴史と伝統ある男子校らしい。
『銀髪の貴公子』とやらは凄くうそんくさい。でも、木ノ葉大学は全国でも有名な大学なだけに先輩やイルカさんが普段はちょっとバカっぽいけど、もしかしたら勉強は凄く出来るのかもしれない。


そんなことをぼんやりと思っていたら、かの高校の校門が見えてきた。
立派な門の横には流石秀才の集まるエリート校ということか、守衛の常駐しているらしい、これまた大層なセキュリティがあって、続く緑豊かな通路の先に校舎があるようだ。下校時間なのか門から出てくる在校生たちの顔を見ると、なんとも頭が良さそうでこんな学校にカカシ先輩が通っていただなんて、酷く現実味のない嘘のように思えた。
「再不斬さん、お待たせしました」
「おぅ」


振り返ると見たこともない美少女が!!!!都会やっぱりパネェ!
「白くーん、いきなり来てゴメーンね」
「わーイルカさん、お久しぶりです。会いたかったから嬉しいですよー」
え?イッイルカさん?そんな軽々しく美少女とギューギュー抱きしめあうだなんて幾ら天然でも許されないんじゃ。。。
「ヤマト、お前、何か勘違いしてない?白のこと女だと思ってんショ。下見てご覧なさいよ、ズボン履いてっから」
?本当だ。すらりと長い脚にズボンだ。都会は制服にズボンも採用してるのか。痴漢とか多いって言うし、こんなに可愛かったらその方が安全だよな。それにしても美少女はズボンもよく似合うな。
「?分かってないとかお前凄いわ。ここ男子校だから。白はこの学校で姫やってるけど。男だからね、チンコついてっから」
「…… !!!! ……」


「あの?こんにちは?」
少し放心してたらしい俺の目の前にドアップの大きな瞳が。
「白といいます、こんにちは」
うぅ、美少女だと思ってたのに美少年ででもやっぱり凄く可愛くて、近くで見たら肌も綺麗で、睫毛ファサファサで、口も小さくて桃色で、本当に心臓に悪い。
「お前、顔赤いけど、白に惚れるのやめといた方が良いよ?再不斬に殺されて明日には簀巻きになって東京湾に浮かんでるか、あ、沈んでるかもしれないから」
「え?」
「白くんと再不斬さんはアツアツ同棲中で、もっぱら淫行にふけってるラブラブなカッポ―ですよ!ねー白くん!」
「あっまだ最後まではしてませんよ」
「あーそうそう!それで今日会おうって思ってたんだった!ふふふー」
「?」
「黙っとけ、うみのもカカシも、お望みならお前らから先にバラして沈めてやんよ」
「「きゃー!!怖いーwww」」


どうして関わってしまったんだろう。
今更後悔しても遅いのかもしれないがそう思わずにはいられないヤマトであった。

(カカシ宅で鉄板焼き編に続く)